香辛料で飲食店

香辛料のチカラ

 

「料理は芸術」とよく言われますが、実際料理の幅広さには限界がなく、ちょっとした工夫を加えるだけでその世界は一気に広まります。音楽のオーケストラや絵画のように、使う道具や力の入れ方、使う材料などによって与える印象をガラッと変える事ができるので、まさに奥深い世界です。料理においては特に香辛料の使い方に熟達しているとスキルを一気に伸ばすことができます。

 

香辛料は料理を前にした時にすぐに目立つメイン級の素材ではありませんが、メインの素材をおいしく感じさせるためにはなくてはならない最強の脇役とも言えるでしょう。もしスパイスの使い方に長けていないなら、どんなに貴重な高級食材を使ってもムダになります。

 

日本における香辛料の動向

日本においては香辛料の動向がここ数十年で変化の兆しを見せています。

 

女子栄養大学栄養学部教授の秋野氏によると(参考URL:http://urakamizaidan.or.jp/hp/jisseki/1999/vol10urakamif-01akino.pdf)、1980年代ころのエスニック料理の普及によって、現代では多様なスパイスが受け入れられるようになっていて、料理や嗜好において食文化のグローバル化が進んでいます。

 

日常で使われる食材としてはショウガや胡椒やわさび、山椒といった昔から親しまれてきているスパイスが好まれていますが、エスニック料理や海外のスパイスに高い関心を払っている人は増えてきていると言えます。例えばカレー粉やナツメグ、シナモン、月桂樹などは使用頻度が高くなっています。

 

日常の食生活にメリハリをつける役割を持つ多彩なスパイス料理は、社会のグローバル化に伴って今後大きく展開することが期待されます。

 

ですから今香辛料に関する知識やスキルを深めておくならば、他店との差別化を図ったり、顧客増大の足がかりになる可能性が十分にあると言えるでしょう。

 

香辛料に関する知識を深めるには?

香辛料に関する知識は幅広く深いので、なかなか自力で学びつくす事は簡単ではありません。ですから資格講座などを受講するのも一つの手です。医食同源をテーマに世界中のスパイス&ハーブに関する知識や使い方を学ぶことができます。

 

また「JSFCA(日本安全食料料理協会)」の「スパイス香辛料ソムリエ」のテキストを使って試験対策を受けることも可能です。最近は味だけでなく健康志向も高まっているので、スパイスに関するノウハウを深めるなら、自分の料理の味と健康の2分野の魅力をアップさせることが可能です。

 

まとめ

香辛料は特性や組み合わせが実に多彩な素材です。それに関する知識は幅広く、活用法には限りがありません。

 

日本におけるエスニック料理や外国のスパイスへの関心は高まっているので、資格講座などを利用して今スパイススキルをあげておくなら、他店との間に差をつけることが可能です。

 

スパイスは味を調えるだけでなく医学的効果もよく指摘されるので、まさに料理人がおさえておくべき知識の一つです。

関連ページ

香辛料とは
香辛料と言えば、料理には決して欠かすことができない素材です。メインの食材とは違いますが、香辛料の使い方によってその素材を活かす事も殺すこともできますから大切な存在です。
日本のスパイスにはどんなものがある?
日本で広く流通している香辛料は中国や西洋からやってきたものが多くあり、その中にはここ数十年で普及してきたものも少なくありません。ですから日本の香辛料の歴史は、インドやヨーロッパほどには長く深くはありません。とはいえ日本でも古くから親しまれているスパイスはあります。
中国のスパイスにはどんなものがある?
長い歴史を持つ中国料理の中で実に大きな役割を果たしているのがスパイスです。中国料理というと、とにかく強い火力、油をたっぷり使う事などがすぐに連想されますが、味を引き締めているのがスパイスです。
ヨーロッパのスパイスにはどんなものがある?
西アジアや中東、アフリカ、ヨーロッパは人類史の歴史が古い分、食文化も昔から発展しているところがあります。スパイスに関してもそれは例外ではありません。
中東のスパイスにはどんなものがある?
中東あるいは中近東というと、ヨーロッパやアフリカ、アジア、インドなどとの距離感が近い分、食文化においては大きな影響を受けやすい地域の一つといえます。料理のバラエティーも広く、使われる素材もたくさんあります。
南米のスパイスにはどんなものがある?
南米という地域にも注目すべきスパイスがいくつかあります。少し地域を拡げて中南米という視点から書くと、「オールスパイス、カルダモン、ナスタチウム、レモングラス、レオンバーベナ、ローズヒップ、トウガラシ、ピンクペパー」などがあります。
世界のスパイスを合わせて美味しさを追求しよう
スパイスは実に奥の深い料理の素材です。世界には何百種類というスパイスが存在していると言われますが、その中には単体でも大きな味や香りのインパクトを与えてくれるものもありますし、他のスパイスと組み合わせることで味のバリエーションを拡げてくれるものもあります。
カフェでも使えるトースト向けスパイス
オシャレなカフェなどに行くと、コーヒーやイングリッシュティー、ハーブティーといったドリンクはもちろんのこと、サイドメニューが充実していることが珍しくありません。
カフェにあると人気のテーブルスパイス
カフェやレストランに行くと、テーブルの脇のほうにいろいろなスパイスが置かれていることがあります。でも場所によってはあまりスパイスの種類が少なく、味の変化を楽しめないなんてこともあります。
料理が3倍おいしくなる極秘スパイスまとめ
スパイスと聞くと、多くの日本人は香辛料という言葉を連想するでしょう。そして香辛料と言えばトウガラシとか胡椒、わさび、マスタードといった、いわゆる「辛い調味料」を連想することが多いと思います。
スパイスを最も安く入手する方法
パイスかつてヨーロッパにおいてとても貴重なものでした。スパイスをどれだけ使えるかが社会的立場を図る一つの指標のようになっていたこともありましたし、様々な帝国が香辛料をめぐって世界で覇権争いをした歴史もあります。
日本と海外のスパイス事情の違い
日本料理が近年世界中でブームになっています。世界のあちこちで寿司屋やラーメン屋、お好み焼屋などがオープンしていて、和食に対する関心もかなり高まっています。
甘さを引き出せるスパイスの使い方
日本料理が近年世界中でブームになっています。世界のあちこちで寿司屋やラーメン屋、お好み焼屋などがオープンしていて、和食に対する関心もかなり高まっています。
食欲増進につながるスパイスとは
春先から夏にかけてどんどんと気温が高くなってくると、自然と食欲が減退してくるという人がたくさんいます。何故気温が上がると食欲が出なくなるんでしょうか?
ご飯に混ぜておいしい絶品スパイス
日本人の主食であるお米ですが、アジアだけでなく世界の広い地域で食されています。そんな中お米とスパイスを絶妙に使ったおいしい料理として注目を集めているのが、インドの「ビリヤニ」というカレー風味の料理です。
香辛料を長期保存するためのコツ
保存の役割があったり殺菌作用がある乾燥した辛い物というイメージがあるせいか、香辛料はとにかく長持ちすると考えられがちなことがあります。
スパイスの味を引き出せるミルの粗さ
スパイスと呼ばれるものには色々な形状があります。ペッパーのように粒状のものやわさびのように長形のもの、れ―レルのような葉っぱ状のもの、みょうがのような特殊な形など様々です。
お肉の臭みが取れる便利なスパイス
スパイスは薬味として淡白な料理にアクセントを置いてくれる役割がありますが、どちらかというと世界においては香りづけのために使用されることが多くあります。
魚の臭みをなくせる最強のスパイス
スパイスは昔から肉の臭み消しによく使用されてきた素材ですが、魚の臭み消しとしても活躍します。
殺菌効果も期待できるスパイスとは
スパイスは肉や魚や野菜などの食材に芳ばしい香りをつけてくれたり、保存性を高めたり、臭い消しに効果があるなどして昔から重宝されてきましたが、香辛料には殺菌効果もあることが分かっています。
スパイス選びで薬膳も作れる
「薬膳」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?薬膳とは中国料理の一つですが、特徴として生薬と食材をうまく組み合わせて医食同源とか薬食同源のコンセプトを目指しているのが薬膳です。
ハーブを乾燥・粉砕しておいしい料理にできる
ハーブは料理に使うと料理の色どりを良くしたり、ほのかな香りをつけてくれたりと色々重宝される素材です。例えばバジルなどは鮮やかなグリーンや爽やかな香りがあって、トマト料理やピザなどによく使われます。
オレガノとパセリを使いこなそう
オレガノとパセリはイタリア料理でよく使われるハーブの2つです。どちらもフレッシュでもドライでも使用することができますが、使い道がたくさんあるので重宝されています。
バジルとしそを使いこなそう
バジルと言えば知らない人はおそらくそうはいない程の超メジャー級ハーブです。真っ先に思い浮かぶバジル料理はピザやパスタなどのイタリア料理でしょう。
ハーブ資格を取るには
ハーブは古来より料理の場面には欠かせない存在として食卓に君臨してきた素材です。植物の花や葉や茎などを使って、食材の臭いを消したり芳香な香りをつけたり、さらには保存料や薬としても使われてきた歴史があります。
薬膳資格を取るには
健康食品を扱っている店や健康を強く意識している料理店などで、「薬膳」というワードを目にした事はあるでしょうか?薬膳は今注目されている料理の一つです。
スパイス資格を取るには
おいしい料理を作るために必要な知識やスキルは数知れません。素材の栽培、入手、切り方、組み合わせ方、加工の仕方などマスターすべき事に限度はありません。